ボランティアの限界

こんにちは。

皆さんボランティアや寄付ってしたことありますか?

突然何だ、て話かもしれませんが、まあそう言わずに。

以前ソーシャルビジネスに関してちょろっと書きましたが、割とこの界隈で仕事をしてきました。

(このへんについては、また改めてしっかり書きたいと思います。)

前回も書いた通り、ソーシャルビジネスがもともと継続的な活動が難しいところにチャレンジするものなんで、寄付であったり、ボランティア/インターンが求められる世界です。

なのでボランティアとして関わったり、ボランティアを募集する側/マネジメントする側両方を体感してきました。

ここでのボランティアの定義

他人や社会に貢献するために、(団体それぞれが定義する社会問題に取り組む)NPOなどに属して行う活動

応募をして、面談して、実際に取り組んでもらって、というのをひたすら回していました。

プロジェクトに対してボランティアをつけて補助をしてもらっていたので、プロジェクト自体のマネジメントやボランティアの業務のマネジメントをしていました。

そうしていると、いろんな不具合が出てきたり、出てきている状況を聞くんですね。

途中でいきなり来なくなる。連絡つかなくなる。お願いしたことに対して「やりたくない(自分の仕事ではない)感じ」を出す。やってもらった後に「やっぱりこういった業務はやりたくない」と言われる。判断(割とささいなこと)を運営側にいちいち求める。

自発的に応募して来てくれているのは非常にとってもありがたいですし、運営側のマネジメントの仕方が悪かったのもあると思いますが、もう

めんどくさっ

と思うようになりました。

思うこと

団体が掲げる社会問題の解決に取り組んでて、そのためにボランティアを募集しているのに、そのボランティアに関連する業務に時間を取られるのって、本末転倒じゃね?と思っています。

きちんとボランティアのマネジメントができなくて苦悩するNPOのスタッフさんもいます。でも本当は「どうやったら社会問題を解決するために何をするか」に苦悩するべきなんです。

うまくできている、という団体は組織的にも人員的にも余裕があるところが大半です。

でも本来猫の手も借りたいくらい助けを求めているのは、そんな余裕がない組織なんですよね。

団体側は、別にこき使ってやれと思ってボランティアを募集しているわけではないんです。ただもう少しスタッフさんに対して歩み寄ってほしい。「私はこの範囲まで」とか思わずに。

それができないなら応募しないほうが良い。

応募が来なかったら団体側は仕事内容の見せ方とか、団体内でのボランティアのステップとか見せられるように工夫するはずです。

今はボランティアを募集する媒体は数多くありますし、様々な種類のボランティアやインターンがあります。

応募するタイミングだけじゃなくて、それからの業務のところまで主体的にやってみたいと思えるものにぜひチャレンジしてみてください。