空き家の活用について

どうも。

今回は空き家活用について。

 

少し前に空き家活用の計画策定のプロジェクトに携わっていたことがありました。

あとは空き家活用のビジコンみたいなのにいち観客で何回か参加したこともあります。

 

ビジコンから見える特長が、

・行政もしくはビジコンを企画する会社、協働で実施してる

・既に取り上げられる物件が決まっており、その物件に対してビジコン参加者が提案をする

というのが主流なのかなと判断してます。

 

ビジコンの対象物件となることを了承しているので、他の人に比べて利活用という点に理解があるオーナーさんなのだろうと思います。

とは言っても、やはりオーナーさんも人間なんで、

・自分にとってのメリットのあるなし

・オーナーさん自身がリノベーションした物件を通して見たいエリアの姿(認識している/いないに関わらず)

上2つが腑に落ちないと空き家活用提案の受注(この言葉が良いのか分からんのですが)は難しいんだろうなと。

提案者側のエネルギーだけで突っ走っても、たぶんロストするんだろうと。

だって提案者側もお金が潤沢にあるわけじゃないので、

ビジコン主催企業や行政(ほぼないかな)、オーナーさんからの出資を前提として資金調達計画と改修計画を立てます。

なので、

提案者側の情熱 = オーナーさんの魂胆

ひいては

提案者側が提案するエリアの未来 = オーナーさんが見たいエリアの未来

の擦り合わせが必須になるんだろうと。

 

まあそんな物事簡単にうまくいくとも思っていないので、提案者側は必死でビジネスプランを作るんだろうと思います。

・エリアの特性や歴史をさかのぼってみたり、

・エリア内の住民やオーナーさんへのヒアリングをしたり、

・自分たちが何がしたいのか/何ができるのかを元にリノベーション内容を考えたり

するんだろうと。

 

これの折り合いをつけるのたぶん一筋縄ではいかないんだろうなと思っています。

 

最近はリノベーションの事例が本当に増えてきました。

先だって書いた空き家活用の計画策定のプロジェクトは、自分の働き方とか暮らし方の考え方が変わるターニングポイントになりました。

・今当たり前とされているのは本当に理想の暮らし方なのか。

・もっと”家”というものの捉え方は自由でいいんじゃないか。

というふうに考えるきっかけになりました。

その仕事は最終的にはオーナーさんとの折り合いがつかなくて計画だけで頓挫しちゃったんですが。

この空き家活用、という施策にすごい可能性を私自身は感じています。

今でこそゲストハウスやシェアハウスが当たり前になりましたが、新しい住み方に対する理解はまだ発展途上だなというのが正直なところで。

家は閉じている空間

という常識は未だ根強いんで。

私は特に家族ができる予定が当分ないので、笑

この新しい可能性、「自由に、人とのつながりを感じながら、自分のやりたいことを探求できる家」を追求してみたいなーと思っています。

皆さんはどう思いますか?