ども。
今日はクラウドファンディングについて筆をとろうと思います。
NPOやソーシャルビジネスの世界にいたということもあって、この言葉は何度も耳にしてきました。
今日はそれについて思ったことと、「こうだったらもっと良くない?」みたいな意見も込めて投稿します。
クラウドファンディングってなに?
個人からお金を集められるプラットフォーム、と端的に言えばなります。
もともと資金調達(ファンディング)しようとするときは、企業であれば融資、が一般的です。
NPOだったら寄付とか会費、助成金や補助金とかがそれに当てはまります。
その昔は限られていた資金調達を「オンライン」で「少額から」を実現するのがクラウドファンディングです。
今では挙げられるだけ挙げると、
ReadyFor・Japangiving・MotionGallery・Makuake・CAMPFIRE・kibidango・・・
などなど今ではたくさんのクラウドファンディングがあります。
クラウドファンディングの種類
日本クラウドファンディング協会さんの内容が分かりやすかったので。以下引用です。
・寄付型:達成した場合、活動内容など無償の成果物が提供される
・購入型:達成した場合、商品やサービスなどが提供される
・金融型:達成した場合、株や事業の利益配分が提供される
基本的にクラウドファンディングは「プロジェクト」をサイト内で立てて資金を募ります。
支援された分だけもらえる、などもありますが大抵はAll or Nothing方式(達成しないとお金もらえない)です。
NPOとかソーシャルビジネス事業者はうえのうち「寄付型」と「購入型」がほとんどです。
NPOは利益の分配ができないため「金融型」がマッチしないせいもあると思いますが。
クラウドファンディングで思っていること
クラウドファンディングのプラットフォーム側に思うこと
もともとはインターネットを用いて、なので「情報発信」を助けるのがクラウドファンディングだと思うんですが、
だいたいクラウドファンディングでプロジェクト立てて支援を求めている人は、知り合いや友達に「オンライン」で連絡して支援を募っています。
いや普通のお願いと変わらないじゃん。連絡手段がオンラインになっただけじゃん。
もちろん発起人が汗水流して動くのは必要ですし、久しぶりの人と連絡をとるのにオンラインは普通に有効手段なんですけど。
だったらプラットフォームなんか使わないよ。満額達成しても手数料取られるし。
て思うわけです。
クラウドファンディングの事業をやっている人はプラットフォーム(要はサイト)しか持っていません。(プロジェクトのお知らせを配信するリストはさすがに持っているんですけど。)
だったらSEO対策とか、プロジェクトピックアップしたりキュレーションしてメルマガやSNSで配信するとか、やれることいっぱいあると思うんですけど。。
せっかく「オンラインプラットフォーム」て名乗って、プロジェクト発起人からお金いくらかもらうんだからそれくらいやればいいのに。て見るたびに思います。
クラウドファンディングで立つプロジェクトには、だいたい担当者がつきます。その担当者と二人三脚で達成に向けて動いていきます。
ですが担当者のやることは「もっとシェアして」「もっと個別で連絡して」と発起人を煽るくらい。
担当者いらなくね?
手数料があなたの給料の一部になるんだからさ、
プラットフォーム全体として発起人や社会に対してもっと価値を提供してくれよ。。
と端から見てていつも歯がゆい思いをしてきました。
クラウドファンディングのプロジェクト発起人側に思うこと
けっこう購入型のプロジェクトをよく見てきたんですが、
支援の最少額はサンクスレター、その次の最少額はシール、、
しょぼくね?
お金ないのはこちらとしては重々承知しているんですが、それにしても。。
定義しているのは少額かもしれないけど、それでも出す側からしたら大事なお金なんだから、
もう少し魅力のあるリターンにしてやれよ。。て思います。(背景知ってるからなかなか言えなかったですけど。)
クラウドファンディング、こうだったらいいのにと思うこと
これだとただの文句なので、これだったらもっとこの業界自体がよくなるというアイデアを書くと。
リターン自体が魅力的にできるよう、プラットフォーム側がサポートできる体制にすること
この記事でも書いたんですが、基本的に「自分ごと」に感じてもらわないと人は動きません。
支援に対するリターンが支援を求められてる人にとって「価値」があって、プロジェクトで救われる人にとっても「価値」があるものにできるようにする。
プラットフォーム側はそこにリソースを投入して発起人側と一緒に考えてつくりあげていく、といった体制にできないのかなと思っています。
プラットフォーム自体の集客力を高める体制に
サイトはつくっただけでは誰も見てくれません。クラウドファンディング内のプロジェクトも同様です。
プロジェクトを立てたら「いかに多くの人に見てもらえるか、そして共感を生み出せるか」をこだわれる体制にしてあげてほしいです。
SEO得意な人とか集客得意な人とか見渡せばたくさんいるはずなんで、レベニューシェアで委託するなどやり方はたくさんあると思います。
世の中の役に立ちたい、て人は実は日本にはたくさんいます。約7割が「社会の役に立ちたい」て考えているとってもいい国なんです。
ですがきっかけ提供が機能してなくて、発起人側は血へどを吐いて取り組んでいます。
クラウドファンディングも言ってもまだ数年しか経っていない若い業界なんで、体制を整える余裕もないのかもしれないんですが、これができたらもっと世の中よくなると割と本気で思っています。
とはいってもまず自分のこのサイトの集客力を上げないといけないんですけどね。。と自虐をこめてこの記事を締めたいと思います。