どうもー
様々なところ、テーマで開催されるビジネスプランコンテスト。
ちょうどそんな感じのやつに出た経験から感じたことをしたためたいと思います。
みなさんビジコンて出られたことありますか?
・特定のテーマのもとでビジネスプランを作成する(地域活性化、空き家問題など)
・(だいたい)チーム制で行う
・チームや個人でつくったビジネスプランを審査する審査員がいる
・場合によってはチームごとにメンターがつく
だいたいこんな感じだと思います。
数は多くないですが、昔いくつか出たことがありますので、あるある的な感じで書いていきますと。
チーム間のコミュニケーションはとっても大事
チーム制で行うことでのメリットも大きいんですが、コミュニケーションがうまく取れないとビジネスプランの作成自体が大きく難航します。
たまにあるのが、
自分でとにかくどうにかしようとする→でも納得感がメンバー間であまりないので雰囲気が停滞する→逆に何もしなくなる
というパターンです。何もしなくなればかえっていいんですが、ことあるごとにいちゃもんつけようものなら一気にチームの雰囲気が悪くなり、本来の目的のビジネスプラン作成どころではなくなります。
こういった事態を防ぐためにメンターがいるんで、おおよそ回避はされるんですが。
メンターがいない場合の対処としてはもう「(今何も進展していないことを)はっきり言う」しかないです。身も蓋もありませんが。
「自分の思い通りにはまずいかない」と思うこと
テーマが指定されている場合は、基本的に全員が合意を取れるビジネスプランを作成します。
なので仮に自分がこう思っているということを早めに伝えるのがベストです。
テーマと自分の考えているアイデアが一致するものであれば大きく前進しますし、
ダメだった場合も早い段階で割り切って「チームのなかでの最適解を出す」ことに集中できるので、時間がムダにならずにすみます。
「これ!」といったアイデアが出るタイミングは神のみぞ知る
ビジネスプランは事業コンセプトが明暗を分けます。
この事業コンセプトを出すためにあーでもないこーでもない、と調べたデータやヒアリングなどとにらめっこしながら考えていくんです。
でもだいたいこれ!といったアイデアが出るのは提出前の数時間前、とかだったりします。
私が経験したのも、3日間のスケジュールのうち、3日目が最終プレゼンというときにベストなコンセプトになったのは全員で徹夜してからの3日目の早朝でした。笑
ただチーム内で「これしかない!」というベストな雰囲気だったので、資料の作成は爆速で進み、発表までの準備は無事に完了しました。
「早めに決めよう」なんて思わず挑む方が意外と精神的に良いかもしれません。
でもメンバーの得意分野は早めに見つけてあげる
最初はぎこちないながらも自己紹介したりこれまでの経験を話して距離を縮めていくと思います。
その時に「この人はこれが得意なんじゃないかな」と目星をつけておくと今後の動きが格段に進めやすくなります。
・ヒアリングは苦手だけど、一次データの回収や分析はめっちゃ得意な人
・ロジックで考えるのは苦手だけど、感覚的にイラストとかでイメージを伝えられる人
・意見を出すのは得意じゃないんだけど、プレゼンがめっちゃうまい人
とか見方によって、その人の輝きそうなところを見つけて引き出してあげると、ビジネスプラン作成自体が一気に楽しくなります。
何より得意なところをお願いして任せるので、その人のやる気もめっちゃ上がりますしメンバー間の雰囲気もよくなります。
ビジネスプランは聴く人のバックグラウンドでほぼ優劣が決まる
でみんなで作っていくビジネスプランを最終的に発表して、それを講評やフィードバックて形で何かしらの「評価」がされます。
優劣、というわけではないんですが、「審査員の経験や知識から見える予見」で評価されるので、どんなプランが良いのかなんて一般の人からは分かりません。
聴講している人たちが「すげー」と思ったプランが、審査員から見たらゴミレベルのものだったり、
審査員が優秀と評価しているプランが、聴講している人たちから見たら「・・・そーなんだ」と思えるものだったりするんです。
なので「納得いくものをとにかく出す。出してからその事業を実施する/しないはメンバーに委ねられてる」と思ってくださって大丈夫です。ムダに凹んだり変に気負ったりしなくていいです。
そして最後、クロージングはとにかくねぎらいあってください。打ち上がってください。
プロジェクト型の仕事ができて楽しかったですし、めんどくさいこともいっぱいありましたが、一つの事業を本気で考えてみる、というのはとても勉強になりました。
でもその後の人生をかけてやるべきかどうかなんて、間違っても審査する人に委ねちゃダメです。
人生は個々人で決めるもんで、ビジコンはその選択肢の一つ程度なんですから。
「これだ!」「これだったらやってみてもいいかも」て思うものを見つけるまでは。