お疲れ様です。ひとりNPO支援センターの片山です。
プロフィールをご覧くださりありがとうございます。
ここでは簡単な経歴も書きつつ、
「なぜNPO支援をやるのか」
「どんなNPOサポートをふだんやってるのか」
をお伝えします。
まずお伝えしたいこと
ひとりNPO支援センターは法人名ではありません。
「NPO支援のフリーランス」としての肩書きとして名付けました。
名刺交換した時に間違いなく
「何それ!?」
と言ってもらえる我ながらお気に入りの肩書きです。笑
そしてこの名前の説明にそこそこ時間を要するめんどくさい肩書きでもあります。orz
私がフリーランスとしてひとりでNPO支援をしている理由
私がフリーランスとしてひとりでNPO支援をしている理由は、「相手の課題や悩みに即した解決策を考え実行するのに最も都合が良いから」です。
NPOを支援する組織はたくさんあります。
今はいろんな市町に「~市民活動センター」という名前の施設や組織があります。
ですがその市町に限定した活動をしているNPOばかりではないことを知っています。
- かなり受益者を区切ったりニッチに深掘って活動をしている団体、
- 全国的に存在する課題に取り組んでいる団体、
- 社会全体になんとなく蔓延している「雰囲気」や「空気感」みたいなものを変えようと活動をしている団体
が存在することを知っています。
実際にお話しさせていただいたからこそ分かったことなんですが、こういった団体の方は「相談に乗ってもらえるかわからないから。。」と市町にあるセンターに相談を躊躇する方が多いです。(実際に相談に乗ってもらえない訳ではないので、ぜひ活用してみてくださいね。)
そうしたNPOの経営者(創業者・代表理事・事務局長等)の悩みにしっかり応えられる存在でありたいと思い、法人格を持たずこういった名前をつけてお仕事しています。
ひとりで悩んでしまうNPO経営者を支える存在であること
これはNPOに限ったことではないかもしれませんが、「何か新しいことを始めたばかりの人」はひとりで悩んでしまう人が多いです。
理解されない、、
活動をしているメンバーからも協力が得られない、、
資金が底を尽きそうだ、、
思ったように活動が進まない、、
活動がつまらなくなってきた、、
活動に意味があるのか不安になってきた、、
このままでは自分のメンタルがやられそうだ、、
こうお思いの方が多いのではないでしょうか。
人一倍真面目な方や繊細な方が往々にしてこうなりがちです。
かつてNPOを運営していた自分の身にも同じ悩みが常に頭の中に渦巻いておりました。
ひとりNPO支援センターが生まれるまで
2014年9月、契約社員の契約が切れ次の道を模索していた私はとあるNPOの事務局長(常勤職員)になりました。
職員は私ひとり。ボランティア的な関わりかたの人が多めの組織でした。
- レンタルスペース、コワーキングスペース、シェアハウス運営(契約業務や集客、カスタマーサポート)
- 講師(内容はNPOのつくりかた)
- NPOやソーシャルビジネスをしたい人の相談窓口
- Webサイト制作・Webマーケティング(法人サイトの更新やフルリニューアルなど経験済)
- 経理(記帳・取引先への入金・事業報告書類作成・届出)
- イベントごとの裏方・関係者調整
- メルマガ執筆
- その他法人運営業務(事業計画つくったり定款変更や役員変更の手続・届出やら)
これらをほぼひとりで回して運営に携わってきました。
(団体ではスーパーサイヤ人扱いされてました。笑)
実務にあたっては効率化や仕組み化を工夫してたため、そこまで苦労はなかったと思います。
(バックオフィス業務請負もこのあたりの経験を駆使しています。)
ですが、
- 月末が近づくにつれお金の増減に一喜一憂したり、
- 職員は私なんだからしっかりマネジメントせねばと(あまり得意ではない)運営会議のファシリテーションをしようとして空回りしたり、
- コミュニケーションがうまく回らず多くの人を怒らせ傷つけたり、
といった失敗や苦い経験も数多くしてきました。
結局団体のお財布的に自分を雇い続けられない結果となったため、私の事務局長時代は3年半で終了しました。
NPO運営を経て分かる、NPO運営にはびこる最大の敵
今思えば、私の運営してきたこれまでの大きな失敗の原因を一つあげるとするならば、
「余裕のなさ」だったのだと思います。
自分がしっかりせねば
自分がとにかく考えねば
自分が寄り添わねば
自分が稼がなければ
こういった思考に囚われ、できなければ自分を卑下する。
こういった精神状態で団体運営やさらに目指す社会や地域の実現など到底できない、ということを肌身で感じています。
同じような思いをする人を増やさないことがしたい。
そう思って「NPO支援のフリーランス」になることにしました。
どんなNPO支援サービスをやっているのか
NPOはそもそもひとりで設立はできません。
が、なんとか10人名義だけとはいえ仲間を集めてせっかくスタートさせたにも関わらず、その活動がこういった心の闇に引きずり込まれ、休眠状態にさせてしまう団体も多数あります。
好き好んで休眠状態にしたり、活動を止めてしまったりしている訳ではないことも分かっています。
- NPO(やそれに近い社会活動)は仲間を集めてからやるもの
- NPOは収益をあげにくい
- NPOはなんでも自分でやり通さなければならない
こういった周り(奇しくも同じ業界からも)からの同調圧力のような空気感が存在していることも一因としてあると感じています。
私はそう思いません。
なぜならあくまでNPOとしてコミットするのは目的の実現であり、それに向けて多様な力(人やお金)を駆使し、共に試行錯誤し実現していくのがNPOの本質であるからです。
なので、
- ひとりで始めたいならひとりで始めればいい。
- NPOとしてやるべきことに自分の使うべき時間を捧げたいなら、それで生活できるように稼ぐ方法を模索すればいい。
- 雑務(だと思っていること)をやりたくないなら誰かにお願いすればいい
と思っています。
何かキッカケをつかむことができれば、また活動を前に進めることも可能です。
そういった思いから、
・ひとりでも1日でNPOを始められる法人設立サポート
・マネタイズやマネジメントなど、やり続けられる方法を一緒に考えるメンタリング型伴奏支援
・雑務にかける金銭的/時間的コスト減のためのバックオフィス業務(会計や労務といった管理業務)請負
・団体運営や活動を前進させる講座やコミュニティの企画運営
を行っています。
(詳しくは、ひとりNPO支援センターの提供サービスをご覧ください。)
おわりに
「ビジョン」「ミッション」「やれること」「やれないこと」を明確にすることの必要性がわかった!
この先どうしようか不安だったけど、道すじを見つけることができた!
背中を押してもらえた!踏み出す勇気をもらえた!
まったくなかった視点。目から鱗。
大変ありがたいことに過去サポートさせていただいた方からはこんなお声をいただけております。
そしてここまでお読みくださったあなたのために、ひとりNPO支援センターは存在します。
ぶっ飛んでようが非常識だろうが、
- 助けたい人を笑顔にしている
- 活動を続けられるほどマネタイズできてる
- その個人や団体がしっかり輝いている
そんな光景を増やし続けるのが「ひとりNPO支援センター」の仕事です。
どうぞよろしくお願いします。
略歴
1986年広島県生まれ。
中学〜大学と部活・サークル(共に吹奏楽)にのめり込む。
いざ就職を前にすると、公務員試験受けたり大学院試験受けたり2年連続就職活動したり、とにかく迷う。
結果2年留年するもなんとか就職先を見つけ、2011年に早稲田大学商学部を卒業。
①Webベンチャー→②静岡で地域おこし(二拠点居住)→③中間支援NPO事務局長
を経て独立。現在に至る。
夢は楽器が吹ける家をつくること。