おつかれさまです。
早いものでもう2018年も終わり、2019年を迎えております。あけましておめでとうでございます。
2018年もなかなかいろんなことがありました。いろんなことを思い、いろんなことで苦しみ、そしていろんな得がたい体験をさせていただきました。
この場では振り返りも兼ねつつ、こんなことをやってきた、今年はこうする(”したい”ではないのがミソ)、というのを羅列しながら報告とさせていただきます。
こんなこともできるのか、やってたのか、こんなことしたいと思っているのか、とかを知ってもらえると幸いです。
(Wordpressのアプデに伴い新しいエディタに慣れないなか書いてます。)
NPOサポートなどの記録
3〜5月:嵐の決算サポート
3月〜5月くらいは各サポート先事業所の決算業務に追われてました。嵐のような期間でした。笑
日々の記帳や記録を会計ソフトでやっていて、それを”決算報告”に別途仕立て上げるのにめっちゃ時間を割かれました。
この”別途”に神経をすごく使ってしまい「もっといい方法があるやろ。。」と思いながらやっていたので、来年はそれを踏まえつつもっとスマートにやれることでしょう。めざせ1人日工程。
3月、4月:NPO向け無料相談やってみる
NPO向けサポートをうたってやってはいるものの、困っている人・団体に向けてもう少しアプローチできないかと思って試しにやってみました。
そんなに多くの人のご相談に乗れたわけではないですが、貴重な体験ができました。
書くとすごく当たり前なんですが、NPOに関する相談の内容というのは本当に千差万別です。
具体的なこと(ファンドレイジングなど)から、「そもそも活動を今のままやるべきかどうか」といったところまで悩みは様々でした。
私も持っているものすべてをフルスロットルにして相談に臨みましたし、喜んでもらえたと思います。「なんでも相談しやすい雰囲気」というのがけっこう嬉しかったですね。
ふと思ったのは、これだけ「〜〜NPO支援センター」が日本全国各地にあるのに、相談先の候補として認知されないのが不思議でならない。
6月、10月:講師のお仕事
6月と10月は講師として人前に立たせていただきました。ありがたや。
講師をやらせていただいて思ったこと
「その人が求める”答え”は講座等のなかにはなく、自分のなかにしかない」こと。
「それを見つけやすくするのがこういう講座である」ということ。
文字だけ見るとなんて無責任ヤローかと思うことでしょう。自分もそう思います。
逆に「ここにくれば絶対〜〜できます」みたいなことを言ってる人は、自分は信用しません。笑(こういうのに金を突っ込んできたからこそよくわかる。皆さまもお気をつけくださいませ。)
「正解」を求めてしまうのは人間のサガなのですが、「答えを教えてくれる」と思っている人の多いこと多いこと。
「正解」は自分のなかにしかないというのを知らない人が多いんだなと感じています。
正解を求めるタイプの人は、もしめちゃめちゃタメになることを聞いた・学んだとしても、「自分にあったモノではない」と判断すると簡単に思考を停止させます。
思考を停止させるだけならまだいいですが、講座の内容をこきおろしたりします。
こういうタイプの人は一番ノウハウコレクターになりやすいですし、活動やビジネスをいつまで経ってもやらないし長い目で見て損します。
別にこれが悪いわけではないんです。そうなってしまうのはしかたないことだから。
キレイな図ではなく恐縮ですが、だいたい講座やセミナーを受ける前後の思考と行動の動きってこんな感じかなと。
これを意識しながら、実際に講座をやっていましたし、そうできるようにフォローもめちゃめちゃしてきました。
概ねですが、多くの人は①をやってBの状態になって終わります。
めちゃくちゃ上手な人はCの状態になって③の手段を使うことなく自分で改善していきます。
講座をやる側としては、③をやることなくCの状態にさせるのが腕の見せどころといったところでしょうか。(ここは受ける側の状態にもよるのですが。私も精進します。)
思った以上に筆を割いてしまいましたが、考えとしてはこんな感じです。
あとときどきにはなりますが、NPO法人設立やサイト制作サポートを、ご依頼に応じてやってきました。
9月:音楽家向け活動改善ワークショップをやる
詳細はこちらに書いてますので、よろしかったらどうぞ。
積年の思いであった音楽がらみのことを、いろんな方の協力を得つつ、ようやくさせていただくことができました。
クラシックや吹奏楽の世界にインパクトを残せるくらいのモノとはとても言えないですが、できることから少しずつやっていく糸口をつかむことができました。
小さいけれども、自分のなかでは大きいトピックのひとつでした。
10月〜:オンラインサロン内コンテンツの月イチゲストになる
1年以上前から、ファーストペンギン大学というオンラインサロンに入っているのですが。
起業のスキルを得たくてお世話になってるこのオンラインサロン。
いろいろ相談したり顔だしているうちに、あれよあれよと今のNPOサポートという仕事が固まってました。(本当にそんな感じです。笑)感謝しかありませんマジで。
このオンラインサロンのなかのコンテンツのひとつとして、平日昼間にMCとゲスト(どっちもサロン内メンバー)でのトーク番組配信をやってるのですが。
10月から月イチではありますが、ゲストとしてお声がけもらっていろいろしゃべらせていただいてます。
最初は専門家扱いは気が引けてたんですが、いまは開き直ってやってます。
月ごとでまとめるとこんな感じです。その他起こった変化なんかを書いてみましょう。
Twitter経由でアポイントが発生する
仕事用のTwitterアカウントをつくってちょこちょこ呟いたり書いた記事のURLを投稿したり他の人の投稿を引用RTしたりしていました。
そんなことを細々とやっているとたまに打合せとか情報交換の機会が発生するようになりました。プロフの作り込みをあまりしてないのにもかかわらず。
すごいねTwitterランド。
事業名をいじる
事業名を「ひとりNPO支援センター」としています。これに伴いサイト名も変更しました。
屋号の認知を狙ってはいたのですが、「ブレる」と人に言われてやめました。笑
意図としては、この2つです。
- NPO支援センターのやることはひとりでもできるんじゃね?ということ。
- ひとりでNPOを運営している人のお手伝いが最も必要だと思っていること。
誤解を招くと思うので補足します。笑
NPO支援の役割はひとりでもじゅうぶんできる
前述したように日本全国各地にNPOを支援するセンター(以下、中間支援センター)があります。
民設民営のものもあれば、行政からの委託事業のものもあります。
違うのかもしれませんが、「市民のため、市民活動のための相談」というイメージがあるのか、特定の社会課題の解決をめざす個人、団体はあまり利用していないのでは、とも思っています。
あと「なんか忙しそうで相談しにくい」という忌憚無い声も聞いたことあります。笑
こういった中間支援センターの目的は「各団体の活動促進」と「一般市民との協働推進」です。
それは一般市民向けのイベントだったり講座の開催だったり各種相談やテクニカルサポートだったりします。
「各団体の活動推進なら私ひとりでもできるな」
「なんなら今やってるじゃん」とふと思いました。笑
ひとりで悩んでいるNPOリーダーが実は多い
私がいちばん気がかりなのが、相談先を見出せずずっと苦悩している人や団体がその状態のままであるということです。
それは4月に無料相談を実施してよくわかりました。
誰かに話すだけで見える解決の糸口もあるのに、それができなくて活動がうまく進められずモヤモヤしている人がきっとたくさんいます。
こういう人・団体の特長は「リーダーひとりが運営を回している」こと。
「NPOはみんなでやるもの」という意見もありますが、みんなで集まって団体をつくってもちょっと取り舵を誤るとリーダーひとりの負担がデカいところなんてザラにあります。いやホントに。
そしてそれはリーダーだけの責任でもなんでもありません。だからそこで悩まず自分が望む運営スタイルを固めて欲しいと思っています。
それで離れる仲間がいても何も問題はない、それだけのことだと思っています。
ひとりで悩みながら試行錯誤して団体を回しているリーダーの味方でありたい。
そう思ってこの「ひとりNPO支援センター」という名前にしました。
ひとりで抱え込んでるNPOを支援する、スタッフひとりのNPO支援センターです。ダブルミーニング。
2019年の計画
「NPO」「社会起業家」「←をやりたいと思う人」が基本的に私のお客さまになるのですが、
この人たちが「いきいきと活動、事業に取り組める環境づくり」にフォーカスしていきます。
創業者・リーダー向けオンライン講座
自団体らしさを活かした活動ができる、必要な利益やリソースを獲得しながらしっかり運営できる団体になっていただくための講座を開講予定です。
オンラインであれば対象は日本全国にできます。
動画にすれば忙しくても自分のペースで受講できます。
コミュニティも用意するので、「学んで終わり」ではなく同時受講者が切磋琢磨できる環境も提供します。
早めにリリースします。(これだけは着想から時間がたちすぎているので、、)
NPO版クラウドソーシング
私ひとりでいろんなお客さまの業務代行をやるのはムリ、と早めに気づいたので。笑
ひとつのプラットフォームに集約してできる環境をつくれないか考え中です。
実利性の高い「スキル」と「社会貢献意欲」、そこから生まれる「価値」を循環させたい、と思っています。
財源をつくりたい。
(これだけ「〜たい。」という願望なのが悲しい。)
「そうはいってもお金が。」なのがNPOの常識になって何年も経ってます。
もうこの風潮いい加減に変わって欲しいと思っているので、「本当にお金がない、でもビジョンと計画とやる気はある」みたいな団体に使ってもらえる財源をつくりたいと思っています。
財団なのか基金なのかはぜんぜんイメージできていませんが。笑
必要な利益をあげ、社会課題解決に自分の強みを発揮できる組織づくりを講座で提供し、
強みをより発揮できるよう発生する難易度高い・煩雑な業務をアウトソースできる環境を提供し、
そうはいってもお金をどうしても獲得できない場合に助成できる財源を提供する。
これができれば「NPO・社会起業家がいきいきと活動、事業に取り組める環境」がつくれる、「ワクワクしながら課題解決に取り組めるNPO・社会起業家が増える」と考えております。
2019年内では実現できないかもしれませんが、その時はすみません。笑
それでは本年もよろしくお願いします。
[su_box title=”ちなみに次のページでは、、” style=”default” box_color=”#ee7800″ title_color=”#FFFFFF” radius=”3″ class=”” id=””]