ソーシャルビジネスって結局なんぞや

どうも。

 

今日はこのタイトルの通り。

近々この”ソーシャルビジネス”について人様の前で話さないといけないんですが。

いざ結局何?て言われると、そういえば結局何だろうね。てのが正直なところ。

 

長いことソーシャルビジネス界隈の人と関わっておきながら恥ずかしい限りですが、ちょっとこの機会に整理してみたいと思った次第です。

ソーシャルビジネスって?

政府広報オンラインを見ると(以下引用)、

社会的課題やニーズを”市場”として捉え、それを解決するための取組を、持続的な事業活動として展開する「ソーシャルビジネス」に注目が集まっています。

ソーシャルビジネスが一般企業の営利事業と最も異なるところは、事業の目的として「利益の追求」よりも「社会的課題の解決」に重点を置いていることです。またソーシャルビジネスがボランティア活動と異なるところは、社会的課題に取り組むための活動資金を、寄付や行政からの助成よりも、ビジネスの手法を活用して自ら稼ぎ出すことに重点を置いていることです。

とっても辞書的な定義のしかたですが、ここで疑問に思うのが、

「この会社が事業活動を続ける目的は利益追求です」て掲げてやっている企業がどこにあんのか、ということ。

だいたいはどの企業も「(その企業が定義する)こういう現状や環境をウチの事業活動で変えるよ」て言ってるわけなので。

誰かの「困ってます」を助けるサービスを提供し、そのお助け活動を継続してやっていく、という意味合いを持つのは上記で定義されている一般企業もソーシャルビジネスの事業体(NPO、一般社団法人、株式会社など)も一緒なんですね。

じゃあソーシャルビジネスって結局何?という問いが宙に浮いているんですが。

私は「誰からお金をもらうか」の違いだと思っています。

例えば一般企業は、その「困ってます」と言っている人(もしくは人たち)に対して、サービスを提供し、その対価としてお金をもらって事業活動を継続させています。

一方でソーシャルビジネスはどうかというと、もちろん上と同じく「困ってます」と言っている人に対してサービスを提供してお金をもらう場合もあります。がそれ以外にも、「他の誰かに別のサービスを提供して対価を受け取り、その対価を活かして困ってる人を助ける」というやり方もあります。

他にも「この困っている人を助けたいので、その困っている人ががんばって作ったこの商品を買ってください」というやり方もあるし、「何円お金くれ(続け)たら、そのお金を使って困っている人に対してこんなサービスを(安価もしくは無償で)提供します。」というやり方もあります。

いろいろ挙げましたが、ソーシャルビジネスをやる事業体で共通してるのは、「社会的課題で困っている人を助ける」はぶれていません。でもお金のもらい方がいっぱいあるのがソーシャルビジネスの特長なんですね。

ということから「あくまでも社会的課題の解決」で、そのための「(社会的課題で困っている人を助けるための)稼ぎ方が多様」なのがソーシャルビジネスと一般企業の違いだと個人的には思っています。

皆さんはどう思いますか?